餃子好きなら、一度は「ホワイト餃子」というお店の名を、耳にした事があるのではないでしょうか。
「ホワイト餃子」が誕生したのは千葉県、実はキャベツと豚肉の産地でもあり、独自の餃子文化を築いているのです。
千葉の餃子は、たっぷりの餡を詰め込んだ、ボリューム満点なお店が多いのが特徴。
今回は、そんなお腹いっぱい満たされる、千葉の美味しい餃子が食べられるお店をご紹介します。
もちろん、気になる「ホワイト餃子」についてもまとめましたので、最後までお楽しみ下さいね。
ひさご亭 市川大野店
千葉県市川市、市川大野駅から徒歩7分の水上公園近くにみえる、真っ赤なレンガのお店「ひさご亭 市川大野店」。
ここの餃子は、1つ1つがとても大きく、子どもの握りこぶしほどの大きさです。
あまりに大きいその理由は、釣り好きだった先代が、早く仕込みを終わらせたくて1つに包む餡の量を増やしたのがきっかけ。
その大きさが話題となり、いつの間にかお店の看板メニューとなっていったようです。
大きい餃子は焼くというよりは揚げるに近く、サクッとした皮にはたっぷりと餡が包まれています。
ほんのり甘く、にんにくの風味も相まって病みつきになりそうな味わい。
リピーターが多いのは、このちょっと癖のある味にハマるからでしょう。
他にタンメンも人気なようですが、こちらも大変ボリューミー。
餃子が食べきれない時は持ち帰ることも可能ですので、一度お店の方に相談してみて下さい。
なお、焼餃子のテイクアウトも行っていますが、電話にて予約した方が受け取りがスムーズです。
地元民に愛される巨大餃子、ぜひその大きさを実物で確かめてみてはいかがでしょうか。
餃子の並商
千葉県千葉市、都賀駅から少し距離はありますが人気の衰えないお店「餃子の並商」。
千葉で人気の濃厚鶏ラーメンが評判のお店「（麺）並木商事」がプロデュースしています。
「だんだんめん」や「並商ごはん」といった人気メニューと一緒に提供しているのが、苦労の末に完成したという手作り餃子。
注文を受けてから焼き上げる餃子は、1個1個が肉厚で大きめです。
皮はもっちり、具材は野菜の甘味と肉のジューシーさが味わえると人気。
また、にんにくがしっかりと効いているので、スタミナ解消にもピッタリです。
焼餃子は予約すれば持ち帰り可能、コロナ対策として車の中で出来上がりを待つこともできます。
最近では「並商テラス」という新たな事業にも参戦しており、街中の屋上でバーベキューを楽しむ、というコンセプトのもと全国にお店を展開中。
こちらのお店にも「餃子の並商テラス」としてテラス席が設けられています。
バーベキューに一緒に餃子を食べることも可能なので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
恵泉 （けいせん）
千葉県千葉市、都賀駅から徒歩5分のところにあるお店「恵泉 （けいせん）」は中国小麦粉料理専門店、つまりは点心専門の料理店です。
中華料理を食べに来たような雰囲気ですが、ラーメンといった当たり前にありそうなメニューがここにはありませんのでご注意を。
肉まんじゅうやシュウマイ、そして餃子といったメニューが並ぶなか、お店の一番人気の料理は「長芋焼き餃子」。
角切りの長芋に梅と大葉が入った餃子は、驚きの組み合わせながらも、さっぱりとして食べやすいと好評の味です。
他にも「棒餃子」や「水餃子」といった種類の餃子も用意されており、どれも皮がもちもちで美味しいと人気のメニュー。
焼餃子は焼く前に蒸してから調理するようで、丁寧なひと手間が更なる美味しさを引き出しているのを感じられます。
これら餃子のクオリティは、さすが千葉を代表する名店だと言えるでしょう。
テイクアウトも可能で、焼餃子各種を持ち帰りできます。
他にはない、さっぱりとした味わいの「長芋焼き餃子」をぜひ一度食べてみて下さい。
餃子王国
およそ15種類もの餃子がメニューにあり、食べ比べも出来てしまうのが「餃子王国」。
名前の期待を裏切らないこのお店は、千葉県市川市、南行徳駅から徒歩5～6分ほどのところにあります。
市川市では名の知れた餃子店で、開店と同時に席が埋まってしまうほど盛況なお店。
一番人気は野菜餃子で、たっぷりと入った野菜の甘味と大葉の香りがアクセントとなり、ペロリと食べれてしまいます。
水餃子にも定評があり、餡の旨味を感じられるもちもちとした食感が人気です。
どちらも味がしっかりと付いており、何もつけずに食べれる美味しさ。
変わり種として「キムチ餃子」や「チーズ明太餃子」などもある「餃子王国」にはランチコースもあり、その名も「王国セット」なるものが用意されていてお得です。
色々な味が食べたい方には「餃子食べ放題コース」もあるので、お腹を空かせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
地元民に愛されるお店、開店の少し前に向かうと待ち時間が少ないかもしれません。
オクタン餃子
千葉県市川市、お持ち帰り餃子専門店として人気のある「オクタン餃子」は、野菜のうまみをしっかりと感じられる餃子だといわれています。
可愛らしいユニークなキャラクターが描かれたパッケージが、何とも印象的な「オクタン餃子」。
市川市にある工場直売所の他、県内外の一部スーパーでも取り扱いしており、市川市のソウルフードなのかもしれません。
自社工場で製造し品質にもこだわって作られた「元祖オクタン餃子」は、焼餃子が20個入り、水餃子が15個入りで、各530円。
皮の厚さが違うようで、水餃子には濃縮スープ付きです。
オンラインストアでも購入可能ですが、こちらは焼餃子のみの注文が可能となっています。
手軽にお店クオリティの餃子が食べられると人気のお持ち帰り専門店、ぜひチェックしてみて下さい。
ホワイト餃子 野田本店
今や全国に25店舗を展開している「ホワイト餃子」。
千葉県野田市の愛宕駅から徒歩10分ほどの住宅街に、ひっそりと店を構えるのが本店です。
昔ながらの食堂を思い出させる佇まいの店内は、1階がテーブル席、2階にはお座敷と広めの客席が用意されています。
メニューも実にシンプルで、焼餃子とお漬物、あとは飲み物と持ち帰りの案内のみ。
まるでパンのようにカリカリに膨らんだ丸い形の餃子は、こんがりと油で焦げ目がついています。
油で揚げた様な食感ながら、くどさを感じさせない絶妙な焼き加減が美味しいと評判です。
店舗によって、焼き方が微妙に違うのもホワイト餃子の特徴。
実は一括製造されているわけではなく、それぞれの店舗が独自に材料を買い付け、本部から提供された技術をもとに、店舗にて製造した餃子を販売しているのです。
のれん分けされた「支店」、本部から認められた「技術連鎖店」とあり、味にバラつきがみられるのはそのためであるといえるでしょう。
カリカリ感を重視した店舗、もっちりとした厚みのある皮にこだわった店舗と、それぞれが違った観点から取り組んでいるようです。
自分好みの「ホワイト餃子」店を探してみるもの面白いかもしれません。
なお、本店では生産が追い付かず、現在オンラインでの餃子販売は行っておりません。
今でも人気が衰えないホワイト餃子、一度は足を運んでみたい名店です。
まとめ
今回は、千葉県でおすすめのボリューム満点の美味しい餃子店をご紹介しました。
野菜たっぷりながらも肉の旨味を感じさせる、個性あふれる餃子店が多い千葉県。
どのお店も、こだわりを持って餃子を作られていることが伝わってきたのではないでしょうか。
味を比べてみて、自分の好みにあった餃子を見つけてみて下さいね。
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