近年、餃子王国である宇都宮市を抜き、餃子の消費量が日本一に輝いた静岡県浜松市。
「浜松餃子」という名前で、全国に名が知れ渡っています。
たっぷりの玉ねぎとキャベツの甘味を感じられて、円形に焼かれた餃子の上には、もやしが乗っているのが特徴的。
薄めの皮をパリッと焼き上げるお店から、しっとりと焼き上げるお店まで、さまざまなスタイルがあるので、好みのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
今回は、そんな浜松餃子を、美味しく食べられるお店をご紹介しましょう。
むつぎく
浜松餃子の有名店でもあり、JR浜松駅から徒歩3分というアクセスも抜群な「むつぎく」。
薄い皮にたっぷりと野菜が入っていて、ザ・浜松餃子を味わいたい方にはおすすめのお店です。
メニューも、餃子の種類は「焼餃子」のみ。
あっさりとした美味しさで、無限に食べれてしまいそうだという口コミも多いです。
ラーメンとのセットメニューも人気で、餃子とラーメンで千円以下という高コスパ。
また、行列が多いお店であるものの回転も速いので、気になる方はぜひ一度足を運んでみて下さい。
ちなみにテイクアウトは焼餃子のみ。
冷凍餃子や生餃子は、皮が薄くおうちでは焼きづらいため、取り扱っていないようです。
注意点として、過度な写真撮影および動画撮影に関してはご遠慮頂きたい、とお店のホームページに掲載されています。
マナーを正しく守って、美味しい浜松餃子を堪能しましょう。
石松餃子 本店
浜松市内だけでなく、愛知県・東京都・埼玉県と計10店舗を展開しているのが「石松餃子」です。
昭和28年に創業して以来、60年以上に渡って浜松餃子を引率してきた老舗餃子店といえるでしょう。
浜松餃子の特徴のひとつである、もやしを添えるスタイルはここが発祥だとされています。
今回ご紹介するのは、新東名高速「浜松・浜北」インターにて下車、浜松方面へ約10分ほどのところにある「石松餃子 本店」。
2020年にリニューアルオープンをしているため、店内は広めで駐車場も64台を完備しています。
おすすめは餃子20個を円形に焼き、その上にもやしが添えられている「車盛り」。
見た目にも楽しめますが、あっさりとした味わいに意外にもペロリと完食できてしまいます。
オリジナルのたれも、石松餃子に合うよう少し甘めの酢醤油となっており、さらに餃子の美味しさを引き立てています。
テイクアウトも販売しており、特製たれとラー油付き。
オンラインでも購入できますので、おうちでも石松餃子の味をお楽しみ下さい。
浜太郎
浜松餃子まつりの「餃子座」で見事グランプリを受賞した「浜太郎」は、市内に3店舗、無人直売所や生餃子専門店を展開するお店です。
今回はその中でも、浜松西インターから15分のところにある、2017年にオープンした「浜太郎餃子センター」をご紹介。
イートインできる店舗の隣に、餃子の製造工場が併設されており、餃子が皮から作られる様子を見学できるようになっています。
スタンダードな焼餃子だけでなく、餃子座でグランプリを受賞した「桜エビ餃子」や、テレビでも紹介されたあさりと玉ねぎの風味が新しい「あさ玉餃子」も人気商品。
本場中国の味を再現したもちもちの皮が美味しい「水餃子」も味わい深く、後を引く美味しさです。
テイクアウトは、ネット予約で待たずに受け取れると大人気。
お取り寄せも行っており、にんにく入りと抜きを選ぶことが可能です。
併設された工場から、毎日作り立ての餃子が食べられる浜太郎、ぜひ一度足を運んでみて下さい。
なお、浜松駅前のお店はコロナ禍の影響で9月中は休業中のようです。
福みつ
浜松餃子の中でも、カリカリさくさくの食感が楽しめると評判のお店「福みつ」。
遠州鉄道、八幡駅から徒歩15分のところにある、レンガの建物と大きな看板が目印です。
駐車場も完備されており、店内の座席数も多いのですが、絶えずお客さんが訪れる人気店。
11時からお昼休憩なしで営業されているので、ピークの時間帯を過ぎた辺りだと比較的待ち時間も少ないです。
こちらの餃子の特徴は、カリカリの皮の食感。
中には浜松餃子の特徴である、キャベツ多めのジューシーな餡がぎっしりと詰まっています。
揚げ餃子風のさっくりとした味わいに、病みつきになると人気です。
定食にキムチが選べるので、がっつり食べたい方はこちらもおすすめ。
テイクアウトに焼餃子を注文できますが、予約した方が待ち時間は少なそうです。
かどや
隠れた名店としても名高い「かどや」は、JR天竜川駅から徒歩5分のところにあります。
交差点の角にあるお店で、一見喫茶店のような作りの外観。
こちらでは、浜松のB級グルメでもある「遠州焼き」も一緒に食べられます。
お好み焼きのような生地に、たっぷりのたくあんが入っている「遠州焼き」は、薄く焼き上げた生地とお醤油の香ばしさが食欲をそそるメニューです。
餃子はカリっとした食感で、にんにくとキャベツががっつり入ったボリューミーな味わい。
しかしながら16個で800円という高コスパで、テイクアウトに訪れる地元のお客さんも多いようです。
地元に愛される名店として、人気のかどや。
餃子、遠州焼き、やきそばとメニューはシンプルですが、密かに芸能人やスポーツ選手も訪れる名店でもあります。
やや浜松駅からは離れますが、一度は訪れてみたいお店です。
栄福
一風変わった美味しい餃子を食べたい方におすすめなのが、遠鉄助信駅から徒歩約4分のところにある「栄福」。
アットホームな雰囲気の店内には、テレビ取材で訪れた有名人のサインがずらり。
こちらの餃子は、スタンダードな焼餃子から肉巻き餃子、しそ餃子といった変わり種も用意されています。
おすすめは、焼餃子5個と肉巻き餃子3個がついてくる「よくばりセット」。
肉巻き餃子は、餃子の皮の代わりにお肉で巻いてあり、味付けもしっかりついています。
噛むとじんわり口に広がる、たっぷりの肉汁が食欲を満たしてくれます。
セットについてくるサラダやお味噌汁も、手抜き無しの手作りの味が楽しめると人気。
こちらのお店は、テイクアウトにも対応しています。
1時間ほどかかるため、事前に電話注文して受け取りがスムーズ。
チャーハンも美味しいので、お持ち帰りの際はぜひ注文してみて下さい。
福名 餃子店
キャベツの甘味が感じられるお店「福名 餃子店」は、浜松駅からはやや離れた郊外にあります。
こじんまりとした昔ながらの定食屋を感じさせる佇まい、地元民に愛される人気のお店です。
焼餃子のみで、ご飯とお味噌汁、ビールといったシンプルなメニュー構成。
浜松餃子の特徴である、野菜たっぷりでいくらでも箸が進む味です。
酢醤油にオリジナルラー油を混ぜて食べると、にんにくの香りと相まって、さらに美味しく食べられます。
テイクアウトも販売中。
こちらも電話予約した方が受け取りがスムーズです。
まとめ
今回は、餃子の消費量が近年1位である、浜松市内で食べられる餃子店をご紹介しました。
浜松市内の餃子店は、駅前よりも郊外にお店が多いのが特徴的です。
車で訪れる観光客が多いのと、デイリーに利用する地元民のためでしょうか。
お店で食べるよりも、夕食のおかずといったテイクアウトされる方が多いので、ひっきりなしに持ち帰りに見えるお客さんをみかける印象です。
おうちで食べる時も、もやしを中央に添えると浜松餃子らしさを感じて楽しめますので、ぜひ試してみて下さい。
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